「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」
・七十二候の一つ・
まだまだ寒さ本番中ですが、地中の下では春へのカウントダウンも始まっているのでしょうか。
改めまして、新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
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年末の話になりますが、昨年は落語で「笑い納め」をして新年を迎えました。
『d design travel』という雑誌をご存知でしょうか。
発行人のナガオカケンメイさんの 想い の詰まった47都道府県ごとにまとめられた観光ガイドブック。
編集の考え方 や 取材対象選定の考え方 により、これまでのガイドブックとは異なった内容についつい見入ってしまう読み物の一つです。
昨年の11月に発行された『d design travel』20冊目は地元・奈良版ということで早速入手。
これまで知らなかったのですが、各都道府県の発行のタイミングで、その県を演目とした新作落語をお披露目している、ということで今回が15回目(5冊目からこのシステムを導入されたそうです)の落語会を聞きに行ってきました。
奈良文化会館での新作落語
作家・藤井青銅さんによる落語家・柳家花緑さんの新作落語。
題目は奈良の枕詞である「あをによし(青丹よし)」
地元だから分かる笑いもあり、笑い納めにふさわしい時間を過ごすことができました。
生の落語を聞くのは今回で4回目。
舞台装置も、音楽も、ライティングも無いなか、
噺家さんが作り出す空気感・臨場感に引き込まれます。
扇子一つで引き込まれる“舞台”は建築では作り出すことのできないものの一つです。
次号は埼玉県が舞台だそう。
地元でなくても落語を通じて他県を知るいい機会。
スタンプ集めしてみようかな。
まだまだ知らない奈良の魅力がたくさん。
少しずつ 奈良度 を高めて行きたいと思います。
さぁ、今年も1年笑顔で過ごせますように。
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仕立建築舎 平賀
『d design travel NARA』
発行元:D&DEPARTMENT PROJECT
発行日:2016年11月18日
定 価:1,400円 + tax
コメントをお書きください
M (土曜日, 21 1月 2017 13:10)
初めまして。
「扇子ひとつで~」の言葉になるほどなと思いました。
落語も建築も何も無いところから何かを作り出すお仕事、きっとどこか似ているところもあるのではないでしょうか。
日々のこういった潤いが素晴らしいお仕事に繋がりますように。
今年のご活躍もお祈りしております。
仕立建築舎 (木曜日, 26 1月 2017 16:09)
Mさん
コメントありがとうございます。
設計者は工事に関わる色々な方々の協力を得てはじめて、
図面が実物に変っていくので、「鉛筆ひとつで~」とはいきませんが、
ひとつのものを目指して作り上げていく楽しみは噺家さんと似ているのかもしれません。
これからもブログ覗いて頂けると嬉しいです。