旧川本家住宅(登録有形文化財)｜木造３階建ての遊郭建築｜奈良県大和郡山市

奈良県大和郡山市は金魚で知られる町。

町を歩けば金魚づくし。

そんな金魚町に年明け早々、遊郭建築の見学に参加してきました。

＠奈良県のヘリテージマネージャー講習会にて

こちらの講習会については改めて…

町家物語館として公開中の旧川本家住宅は大正期の木造３階建ての遊郭建築。

昭和33年に廃業後は下宿となり客間は貸間として利用されていたようです。

・

木造３階建て、切妻造り桟瓦葺き

間口６間半（本館・座敷棟・納屋・蔵）

建築面積：135㎡（約41坪）

・

大正13(1924)年　建築

昭和33(1958)年　廃業

平成26(2014)年10月７日　国の登録有形文化財 指定

平成30(2018)年１月10日　一般公開 開始

正面から見ると表構えの特徴が良く分かります。

１階、２階、３階と上がるごとに格子のピッチが粗く、

開放的な意匠となっています。

吹き抜け、階段　

構造補強、３階は立ち入り不可

２月24日から開催される「第７回大和な雛まつり」で見られる

大階段に並ぶひな人形は圧巻でしょうね！

耐震改修工事も完了し、一般公開されていますので

春めいた奈良へのおでかけにいかがでしょうか。

電話ボックスや改札と一体となった水槽で金魚がお出迎えしてくれますよ。

お気に入りの金魚スポットを探してみてくださいね。

・

仕立建築舎　平賀